薪暮らし

最近薪ストーブ(ドブレ760WD)を導入した初心者の奮闘記。 それと、クラピアK7の育成記録。 細々とやってます

薪の雨晒しの是非

先日薪を購入した際に、業者さんに薪の乾燥について話を聞かせてもらえたので、その事について。

 

薪を濡らすべきかどうか

 

これは薪ストーブ導入時に様々な話をインターネットで読み漁っていた頃、時折目にしたことだが業者さんが言っていたのは

 

「玉切りして薪にして、すぐに屋根の下で保管したものは乾かない。特に楢はそんな気がする。

見た目はキレイだけど、それだけだね。」

 

長年の経験でこの方はこのように感じているらしい。

そういえば初めて薪を購入した時も、薪棚に屋根が無いことは全く触れなかった。近所の人からは散々屋根は付けないのか屋根は付けないのかと聞かれるのに。

 

私の個人的考えでは、屋根の有無は住んでいる地域で分けていいと思っている。

冬に降水量(降雪量)が多いのであれば、これは屋根が必要だろう。

だが、私の住んでいる地域は冬でも雪が降るのは数回。雨も滅多に振らない。全国トップレベルで空気が乾燥する地域。なので数日分が濡れない所に置ければ問題ない。

あとは薪の見た目を気にするかだね。

私はどうせ燃やしてしまうのだから見た目は気にしない。

 

 

 

薪の買い方

今回は初めて「未乾燥薪」を購入したのだが、ちょっと失敗したのでそれについて。

購入したのは未乾燥薪2トン

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いつもの業者さんで注文したのだが、降ろしている時に違和感が。

「なんか少ない?」

積んでみると間違いなく少ない。

乾燥薪だとログラックに入りきらなくて他の場所にも積んでいたのが、余裕で収まってしまった。

金額は未乾燥の方が2万位安いが、これならいつもの乾燥薪を買うべきだった。

 

でも当然だ。

乾燥薪と未乾燥薪では重さが違う。これは完全に自分のミス。業者さんは何も悪くない。

 

業者さんが体積(立米)で販売しているか、質量(kg)で販売しているかの違いだね。

体積であれば未乾燥薪を購入して、自宅で乾かす方が得なはず。

 

ただこれで解ったのが「未乾燥薪がいかに水分を含んでいるか」という事。

それを目で見ることが出来たので、いい経験という事にしておこう。

 

 

今日は薪の日

今日は久しぶりに薪を調達したので、久しぶりの更新となった。

まずはその成果

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これは昨年と同じところから購入したもの。

私のライフスタイルだと、どうしても購入しなければ薪の安定確保は難しい。

これが無くては冬を越せないので、決して安い買い物ではないが仕方がない。

 

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これは近所の人から頂いた原木。

一軒のお宅から一度にこんなに頂けたのは初めてだ。

お陰で薪の置き場を新たに作らなければという贅沢な悩みが発生した。

これは再来年の薪にする予定。

 

今後も基本は購入して、頂けるものは頂いて。余ったら翌年に回す作戦でいく予定。

 

いつか頂けるものだけで安定させたいが、それはもっともっとこの土地の人間にならないと難しいね。

薪ストーブの掃除

今年は少し遅くなってしまったが、薪ストーブと煙突の掃除をした。

 

昨年は初めてということもあって悪戦苦闘したが、今回はすんなり出来た。

というのも新兵器を導入したからだ!

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柔らかいロッドで曲がりがあっても大丈夫!っと謳っている商品を試してみたら、コイツがなかなか具合がいい。


我が家の煙突レイアウトは決して良くは無く、室内で90度曲げて横引きが2m程あって、外でまた90度曲げてある。

この横引き部分を昨年は外して掃除をしたが、一人で作業したので脱着に苦労した。

どんなに気をつけても僅かな振動や風で煤が舞うし、室内で落とした日にはきっと大惨事。

何より慣れない人間が脚立で作業するので、最悪怪我もあり得た。

だが今年はここを難なくクリア!

 

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ストーブ内からブラシを入れるが、極力ドアを開けないようにすれば室内は安心。

(これは灰受けのドアが独立している機種なら、より安心だね)


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当然脱着はしないので転落もしない。

曲げながらドリルで回転させるのでブラシが暴れて、煙突内をくまなくブラシが当たってくれる。

安物のブラシだが大満足だ。

これならシーズン中でも簡単にやれそう。

あとは屋外部分を昨年の要領で作業して、煙突掃除完了♪

やはり素人が行う作業なので「安全」を第一に今後も道具を揃えていきたい。

我が家のストーブ周り

薪ストーブとの二度目の冬も終わりが近付いてきて、我が家の薪ストーブ周りの環境も大分固まった。

最近は特に不便も感じないで使えている。

参考までに紹介してみよう。


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まずストーブの奥にひっそりあるのは、ホームセンターで安く売っていた何の変哲もないワゴン。

ここに着火剤やらライター、五徳、網が置いてある。

ストーブの後ろは全然高温にならないので、特に心配なく置いている。

 

そして薪ストーブの周りに並んでいるのは、「オバケツ」というとても頑丈なバケツ。

小さいサイズはどちらも二重底になっているので、熱が床に伝わらない。キャスター付きか無しかの違いだけ。

キャスター付きの物は火掻き棒等の道具入れ。キャスター無しの物はストーブの灰受け皿からすくった灰を入れている。

大きめの物は色ごとで違うサイズの薪を入れている。彩りが鮮やかでお気に入り。

 

コンテナに入っているのは補充用の薪。

これが室内にあるのは見栄えは良く無いが、出し入れも楽なので良しとしよう。

ストーブの横に掃き出しの窓があり、その先のデッキには、常に補充用の薪が入ったコンテナが置いてあるので、ものの数秒で入れ替え可能。

昨シーズンはこのコンテナの網目から薪のゴミが大量に床に落ちるので苦労したが、今シーズンはこのコンテナを置く台を作ったので大分楽になった。


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こんな適当な廃材で作った物だが期待以上の働きをしてくれている。

 

そしてハースゲートは子供がいれば定番かな。

我が家の置き方だと裏から簡単にストーブ側に入れてしまうが、きちんと話をしたら当時3歳の娘は、未だに勝手に中に入ろうとはしない。

 

最後に、今シーズンで1番買ってよかったのはこのラグだね。ウールで燃えにくく、サイズは大きめにしてみた。

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我が家の床材は楢なので冬は冷たいし、硬い。

初めてのシーズンは座布団やアウトドア用のローチェアでストーブの前にいたのだが、ごろ寝が出来なかった。

これを敷いたら今シーズンは何度もストーブの前で寝落ちしている。

 

この状態で特に不満も不便も無く薪ストーブと暮らせているので、来シーズンもおそらく同じ状態で迎えるだろう。

屋外で珈琲焙煎

私の休みの日課は薪の用意と珈琲の自家焙煎。自家焙煎のやり方は人それぞれあるだろう。

屋外・屋内。

炭火・ガス。

鍋・手網・焙煎器。などなど。

 

私も色々試してが、ようやく形が定まってきた。今は屋外でカセットコンロを使って、サンプルロースター(パンチング)での焙煎。

 

屋外なのは煙とチャフを嫌ったから。

カセットコンロなのは楽だから。

サンプルロースターのパンチングタイプなのは、そちらの方が少数派なようだから。

最近はこんな感じでやっている。


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アルミの風除けは、風除けと反射熱を狙っている。

カセットコンロの弱点で、使っているとガス缶が冷えて火力が弱まる。冬はそれが顕著でガス缶を複数本使うほどだ。

この風除けで多少はそれが緩和された気がする。

 

他にも少し工夫がしてある。


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分かりづらいかもしれないが、カセットコンロの五徳を一部削って、サンプルロースターを火に近付けている。

(※当然これを勧めはしない。自己責任だ。)

 

火が遠いと気温が高い時期でも、ガス缶の残量が減ってくると焙煎に30分掛かったりしていた。

これをしてからは今の時期でも450gの生豆の焙煎が12〜13分で完了するようになった。


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しばらくはこのやり方で行く予定。

子供も薪ストーブが好き

この冬が薪ストーブと迎える2度目の冬。

初めての時より温度を上げるのが上手くいっているので、ストーブの温度計を見ては毎夜ニヤニヤしている私だが、どうやら娘も薪ストーブが大好きなようだ。

 

初めてのシーズンから「薪ストーブさん」と呼んで家族の一員なのだが、今シーズンは薪ストーブが子育てにも協力してくれている。

 

家事をしているとどうしても抱っこしてあげられない瞬間があったり、普段ぐずらない子が突然予想外な事をきっかけにぐずったり、育児をしているとイレギュラーはつきものだが、そんな時も薪ストーブは役に立つ。(我が家では)

 

いつの頃からか娘が「薪ストーブの火を見て落ち着く」という行動を取り始めた。

心が不安定になると抱っこをせがむ事が当然多いが、時々自らストーブの前に座って泣き止んだり落ち着いたりしている。

よく「火は心を落ち着かせる」とはいうが、あれは本当のようだ。

 


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薪ストーブは暖かくて、美味しい料理も出来て、災害対策にもなるし子供だって泣き止む。

我が家では、頼もしい家族の一員です。