薪暮らし

最近薪ストーブ(ドブレ760WD)を導入した初心者の奮闘記。 それと、クラピアK7の育成記録。 細々とやってます

薪棚の屋根と含水率

薪棚を見られる度に「屋根は付けないの?」と言われることがよくあります。

「無くても乾くらしいですよ」と言っても大抵の人は信じてくれない。

私の中でも「らしい」という言葉がついてしまうので、検証してみる事にした。

そのために多くの薪ストーブユーザーが持っているであろう含水率計を購入。使い方は簡単、割った断面に刺せばいいだけ。

 

同じ時期に切られて、割られて、棚に置かれた2本の薪。違うのは屋根の有無のみ。

まずは屋根有り(波板を乗せただけ)。


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続いて屋根無し。


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針の刺し具合で数字が変わってしまうが、同じ手応えでやったつもりだ。

同じような数字になったのは予想通り。実際に焚いてみてそれほど違いを感じないからだ、違うのは見た目と虫の有無。

但し、これは乾燥に2年費している。短期間の乾燥であればもしかしたら差が出るかもしれないし、あくまでも私の環境での話。

やはり雨が当たらない方は虫からしても優良物件らしく、薪棚から出す際によく住民と出くわす。

それに比べ雨晒しは虫はいないが、薪そのものが汚い。

火持ちは結局樹種の方が影響するんじゃないかな?

 

薪という物の価値を「火付きの良さ、乾燥具合、火持ち」だけではかるなら、屋根の有無は関係ないというのが今の私の見解だ。見た目も価値にいれるなら、圧倒的に屋根はあった方がよい。屋根を付けるメリットは見た目への影響が一番という印象だ。

野菜で例えると分かりやすいかな。私の場合大事なのは「味・栄養」であって見た目ではない。でも人によっては見た目も同じ位大切にしたい人だっている、同じことだね。

 

やはりしばらくは屋根を付けるための費用も薪棚に回して、まずは薪の確保を優先していこう。